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さて、時はうつって結婚式の日。挙式は午後2時から、披露宴は午後3時からというスケジュール。しかし花嫁の朝は早いです。なぜなら結婚式の前にやらねばならないことがたくさんあるからです。思い返してみると、結婚式や披露宴より緊張した儀式が午前中にあったのです。 その儀式とは、花婿の家からの迎えとともに向こうの実家に行き、仏壇と神棚にお参りするというもの。 そういうわけで、朝の6時くらいから実家の一室で着付けが始まります。(そういえば、例えば東京のホテルで挙式なんていう場合は、どうなんでしょう? やっぱり新婦は普通に家を出て、会場で着付けが始まるのが普通なんでしょうか?) このとき着付けをしてくださった美容師さんは、この日は非常に大切な存在です。結納のときも仕出し屋さんがサポートしてくれましたが、挙式の前に行われる儀式のしきたりに一番精通していて、あれこれ誘導してくれたのはこの美容師さんだったのです。 朝のうちにすっかり花嫁姿になり、お迎えを待ちます。お迎えをつとめてくれたのは、義姉と義兄の娘です。 お迎え役が来ると、確か桜が入ったお茶と、紅白のお菓子(森八の千歳とかが定番)を出すという決まりだったと思います。詳しいことは忘れちゃいましたがお迎え役の口上や扇子の置き方も決まっており、それらが一通り済むと、出発です。家の外に出ると、そこには近所の人たちが集まってくれています。その前をお迎え役に手を引かれて歩き、やや離れたところに停まっているタクシーに乗り込むのです。集まった人たちには饅頭が配られます。 実は、弟が結婚するときに、私もこのお迎え役をしたことがあるのですが、これがまた緊張しました。「娘さんはいただいてゆきます」って感じで責任重大。 しかしこの役目をいただいてよかったなあと思います。「この人が義理の妹になるんだ…」という実感がひしひしと湧いてきて、自分に手を引かれて歩いている花嫁が急に特別な存在のように感じられましたもん。 一連のこうしたしきたりは結局、新しく家族になるための覚悟を固めていくためのものなんじゃないかなあと思います。
by RUMASUKE
| 2006-02-22 22:25
| 石川いろいろ
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