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長崎のお祭りはいくつもあるけれど、その中でも別格なのは長崎くんち。 諏訪神社の祭礼で、毎年10月7~9日に行われます。「くんち」の語源は「九日(くにち)」であるという説が有力なので、週末に合わせてずらしたりするようなこともありません。潔くって素敵です。 そんな長崎くんち、何と言っても見ものは「踊り町」と呼ばれる当番町が奉納する演し物の数々。大きな船を回すもの、巨大なみこしのようなもの、人が踊るもの…などなど多彩です。そうした演し物を持っている町はたくさんあるのですが、去年(2004年)に奉納したのは7町。なんと順番が回ってくるのは7年に一度なのです。見逃したら次に見られるのは7年後ということになります。 祭りの開催される三日間、諏訪神社での奉納を最初に各踊り町が市内を回ります(庭先回りという)。私たちも、その庭先回りを見に出かけていきました。 去年の目玉は樺島町の太鼓山(通称コッコデショ)。太鼓山とは、5枚の巨大なざぶとんの下に太鼓をたたく4人の少年が乗っている巨大なみこしのようなもの。それをかついで一気に走ったり、グルグル回ったり、「コッコデショ」の掛け声とともにみこしを投げ上げて片手でキャッチしたりするのです。余計な囃子などは一切なく、太鼓の音と担ぎ手たちの地面から響いてくるような声のみでそれらの動きが繰り広げられる様はまさに圧巻。この上なく勇壮でありながら無駄のない洗練された美しさには思わず涙腺がゆるんだほどでした。 私たちの心をわしづかみにしたコッコデショは当然長崎の人たちにも人気です。諏訪神社での奉納の生中継と後日の特別番組をテレビで見ましたが、いずれの番組でもコッコデショが出てくると「これは黙って見ましょう」と言って、それまではいろいろしゃべっていた解説者が黙ってしまいました。 夫が仕事の帰りに遭遇したコッコデショ。 コッコデショの他は、唐人船、阿蘭陀船、御座船、川船の大きな船を何人もの人がグルグル回すもの、さらしを持って踊る本踊、唐子獅子踊でしたが、いずれもやはり7年に一度という気迫が感じられるすばらしいものでした。 中でも特に私たちの心に残ったのが御座船。参勤交代などのときに殿様が乗った船を象ったもので、重さは3トンもあるとか。それがすごい勢いで突進してきたり、グルグル回ったりするのを間近で見ていると何ともいえない高揚感に襲われました。 コッコデショはぜひ動画で見ていただきたいので、動画を見られるところをご紹介します。 長崎新聞のサイトへ (↑長崎新聞のサイトのトップにジャンプします。長崎新聞トップの右端「ながさき動画館」クリック→■イベント「長崎くんち」クリック→「樺島町」の写真をクリックで動画が見られます。樺島町以外の踊り町も見られますので興味のある方はどうぞ)
by rumasuke
| 2005-06-14 23:25
| 長崎の行事
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